生まれ変わっても絶対、君しか愛さない。

 前々からあった雅君の視線の違和感は……こういう意味だったんだ。

 最初から私には、向けられていなかった。

 あの熱っぽい瞳だって……勘違いしちゃいそうなほど、甘かった。

 それでまんまと勘違いして、私の馬鹿……っ。

 一度たりとも、雅君は私を……私自身を見てくれていなかったのかな。

 せっかくの、初恋なのに。

 ……こんなに儚く消えるのなら、恋なんていらない。

 そう思い込むようにして、自分の気持ちに蓋をする。

 強引にでも押し込まないと、言っちゃいそうだったから。

 好きって、好きになってたって……言ってしまう。

 雅君と二人っきりになるのを避けて避けまくって、自分の気持ちを忘れようと努力する。

 そうしないと……苦しさと嫉妬と恋心で、私が壊れてしまいそうだった。



 その日も授業が終わるや否や、すぐに教室を飛び出した。

 スクールバッグに強引にテキストを入れたせいで、適当に入れすぎたのかいつもよりも重たく感じる。

 だけれどそんな事、言ってられない。