生まれ変わっても絶対、君しか愛さない。

「せんぱい、離してっ……」

「やだ。俺、咲桜ちゃんに一目惚れしちゃったから。」

 ……え?ひとめ、ぼれ……?

 ひとめぼれって、あの一目惚れだよね……?

 ど、どういう事っ……!?

 そんな私の心境を察したらしい先輩は、妖艶な笑みを浮かべながらこう言い始めた。

「交流会の時に咲桜ちゃんに話しかけられて、その時からずっと好き。一目惚れってやつ、かな。」

 う、嘘っ……。

 交流会の時って言ったら、私が先輩に絆創膏を渡した時だよね。

 その時から、好いてくれていたって事なの……?

 で、でも私はっ……。

「咲桜ちゃん、さっき好きな人いないって言ってたよね?だったらさ、俺と付き合ってくれないかな?」

 抱きしめる力を弱め、まっすぐな瞳を向けてきた先輩。

 真剣な声色でそう言われて、思わず押し黙ってしまう。

 そんな中で私の頭の中を占領しているのは……やっぱり、雅君だ。

 変な人。最初は、関わらないように必死だった人。

 だけれど初対面の時から助けてくれて、いつしか眼中にしかなかった人。