生まれ変わっても絶対、君しか愛さない。

 意外だ……人は見かけによらないって、本当なんだ……。

 一人で学びを深めながらも、すぐに質問の答えを口に出そうとする。

『俺は京都さんと仲良くなりたいの。メリットとかデメリットとか、そんなのない。』

 ……だけれど、答える前に雅君の言葉が脳裏をよぎった。

 驚く隙も与えられず、頭の中は次第に雅君で埋め尽くされそうになる。

 な、何で私……っ。

 訳が分からず、何回も口を動かす。

 どう、しよう……雅君のことを考えだしたら、急に体が熱くなってきた。

 自分の状態が上手く呑み込めなくて、ココア缶をぎゅっと握りしめた。

「い、ませんよ。」

 いない。その言葉に、嘘はない。

 それなのに、後ろめたい事や隠し事は何もないはずなのに……声が震えて仕方ない。

 まるで――好きな人がいない事を、否定しているように。

 早く脈打つ心臓を落ち着かせようと、深呼吸を吐く。

 それでも尚、心臓はドキドキとうるさく高鳴っていた。

 頬が火照ってきて、視線を下げる。

 拓海先輩がいるんだから、困らせるような事しちゃダメなのに……。