生まれ変わっても絶対、君しか愛さない。

「分かりました。大丈夫、ですよ。」

「優しいね。ありがとう、咲桜ちゃん。」

 安心したように息を吐きだした拓海先輩に、私もつられて微笑み返す。

 ……?

 その時何故か、拓海先輩の頬が赤くなった……気がした。



 ベンチがあるところまで移動して、他愛もない話をする。

 私の手には、さっき先輩が買ってくれたココアが握られている。

 ゆっくりお話ししたいから、という理由で勧めてくれたけれど……申し訳ないな。

 自分のものくらい、自分で買えるのに……。

 拓海先輩って、包容力があるからお兄さんって感じするなぁ……。

 何て言うか、お世話焼きさんっぽいから……人をダメにしちゃいそうな人だ。

 口には出さないけれど、ついそう思ってしまう。

「咲桜ちゃんは、好きな人っているの?」

「ふぇっ……?」

 好きな、人……?

 突如として言われ、素っ頓狂な声を上げてしまう。

 どうしてそんな、突飛な話になったんだろう……。

 先輩は恋バナとか興味なさそうだけれど、もしかして意外と興味があるタイプ……?