生まれ変わっても絶対、君しか愛さない。

 でもそんなわがまま、言えるわけがない。

「分かり、ました。また、明日会いましょう。」

 慌てて悲しく沈んだ気持を押し込め、笑顔を浮かべる。

 きっとその笑顔は、ぎこちないものだったはずだ。



「はぁ……私、どうしちゃったんだろう。」

 大きくため息を吐いて、廊下を歩く。

 グラウンドには部活をしているらしい生徒さんが、忙しなく動いていた。

 私も、部活したほうが良いのかな……。

 そうすれば、少しは気が紛れたりする、かな……。

 人と関わらないように部活は避けてきたけれど、苦しい気持ちを抱かないのならそれもありかもと思い始めていた。

「あれ、咲桜ちゃんだ。」

「え……拓海、先輩……?」

 背後から聞き覚えのある声で名前を呼ばれ、驚きながらも足を止めて振り返る。

 すると私の視界には、ジャージに身を包んでいる拓海先輩が入った。

 どうして、拓海先輩がここに……?

 どういう状況なのかが理解できず、呆然とその場に立ち尽くす。

 そうしていると私の心境を察したのか、拓海先輩が軽く微笑んでこう教えてくれた。