「暁槻君、帰りましょう?」
姉妹校との交流も無事終わり、帰宅準備を終えた頃。
珍しく京都さんからそう誘ってくれて、驚いて動きを止める。
だけど嬉しくないと思うはずもなく、平生を装って頷いてみせた。
「……うん、分かったよ。」
もう何度も歩いている通学路を歩んで、チラッと京都さんを見る。
相変わらず、京都さんは桜華にしか見えない。
ほとんど確証は突けているのに、桜華なのかと確認できないのがもどかしく感じられる。
俺、こんなに余裕なかったっけ……。
いつにも増して落ち着きがなく、口を押さえた時にはこう口走っていた。
「今日の交流でバスケ部の副キャプテン……と仲良くなってたよね?」
俺の質問に、京都さんはそのまま頷く。
……俺の黒すぎる感情を、知らないまま。
「そ、そうですね。」
「京都さん、俺のわがまま聞いてくれる?」
返答が聞こえ、少し間を開けるも急ぎ気味にそう言う。
わがまま……というか、これはほとんど懇願に近い。
わがままと称したのは、京都さんに責任を感じさせたくなかったから。
姉妹校との交流も無事終わり、帰宅準備を終えた頃。
珍しく京都さんからそう誘ってくれて、驚いて動きを止める。
だけど嬉しくないと思うはずもなく、平生を装って頷いてみせた。
「……うん、分かったよ。」
もう何度も歩いている通学路を歩んで、チラッと京都さんを見る。
相変わらず、京都さんは桜華にしか見えない。
ほとんど確証は突けているのに、桜華なのかと確認できないのがもどかしく感じられる。
俺、こんなに余裕なかったっけ……。
いつにも増して落ち着きがなく、口を押さえた時にはこう口走っていた。
「今日の交流でバスケ部の副キャプテン……と仲良くなってたよね?」
俺の質問に、京都さんはそのまま頷く。
……俺の黒すぎる感情を、知らないまま。
「そ、そうですね。」
「京都さん、俺のわがまま聞いてくれる?」
返答が聞こえ、少し間を開けるも急ぎ気味にそう言う。
わがまま……というか、これはほとんど懇願に近い。
わがままと称したのは、京都さんに責任を感じさせたくなかったから。

