生まれ変わっても絶対、君しか愛さない。

 駆けてくる音が聞こえ、少しだけ眉を動かす。

 杠葉さんが来るのなら、これ以上喧嘩は吹っ掛けられないか……。

 京都さんがいるからもちろんそんな事するつもりはなったけど、杠葉さんに見られでもしたら面倒事になる。

 それは、目に見えて分かっていた。

「今までどこに行ってた……って、何よこの状況。修羅場?」

「わ、私もよく分かりません……。」

 案の定、こっちにきた杠葉さんはあからさまに顔をしかめた。

 そして京都さんと俺を交互に見ながら、呆れた息を吐きだした。

「暁槻、あんたそろそろ咲桜を離してあげなさい。何してんのよ、こんなところで火花散らさないでよねこの独占欲の塊が。しかも相手がバスケ副キャプテンって……面倒な事になるから、喧嘩は売らないでちょうだい。」

 ……そんなの、分かってるけど。

 心の中で反論しながらも、どさくさに紛れて言われた事は忘れない。

 独占欲の塊って……まぁ、あながち間違いでもないけどさ。

 面と向かってはっきり言われたら、嫌というほど自覚する。