ひんやりと冷たい冬の空気が二人を包んで呼吸がし辛くなる。 「(もうこれっきりにしよう)」 「⋯⋯千冬⋯?」 「(俺が六花に対して思ってる事全部話すから、もう終わりにしよう)」 こんなにも千冬の言葉の続きを聞きたくないと思った事はない。