ゾフィを見ると、彼女は美貌にはにかんだ笑みを浮かべた。

「お義母(かあ)様。じつは、わたしだけではないのです」
「えっ? まさか、リタも」
「ええ、お義母(かあ)様。わたしも、です」
「う、嘘だろう、おいっ」

 ラインハルトは、文字通り飛び上がって大喜びした。