ド底辺の「たらいまわし王女」の私が「獅子帝」と呼ばれるおっさん皇帝に嫁いだら、超溺愛が始まりましたが……。あの、これって何かの間違いではありませんか?

「陛下。わたし、臭くないですか?」

 お風呂に入っていないことをふと思い出した。

 だけど、お風呂に入るにはもう時間が遅すぎる。

 すでに汗臭いままラインハルトの寝台で眠ったから、いまさらだけど。