ド底辺の「たらいまわし王女」の私が「獅子帝」と呼ばれるおっさん皇帝に嫁いだら、超溺愛が始まりましたが……。あの、これって何かの間違いではありませんか?

 わたしが選んだ遠い東の大陸にある国の小刀を使いこなすのに、これまで以上に筋肉を酷使した結果である。

「これはもう苦行ね」、と言いたくなるほどの苦しみに耐えなければならなかった。

 それでも、ラインハルトの期待に応えたい。強くなって彼を安心させたい。すくなくとも、殺されるようなことにはなりたくない。

 彼を悲しませたくない。

 そう強く願うからこそ、食らいつくようにしてがんばっている。

 その苦しみが終ると、ラインハルトがマッサージをしてくれる。それがまた気持ちがいい。