「ディアナ、あなたも服くらい着たらどうなの? いくらなんでも、妃殿下の前なのよ」
「あなたたちの方が失礼でしょう?」
「いまさらだし、いい大人のあなたに、人間としての道理やレディとしてのたしなみ云々を説くつもりはないわ。だけど、ロイター公爵家という名門の子女なんだから、そこはきちんと……」
「妃殿下、この間はごめんなさい」