「陛下。宰相交代に向けて、宰相派の将兵たちがピリピリしています。ヨルクは、前宰相よりも軍事に弱く、というよりかは武力を蔑んでいます。この前もお話しした通り、わたしたちが探りを入れたかぎりではヨルクは宰相の地位におさまったら、軍事費をこれまでの半分以下に抑え、大幅な人員の削減をするつもりです。そうなれば、職業軍人である将兵はどうなりますか? 職を失います。軍人でしかない彼らがあたらしい職に就くのは困難をきわめます」
リタは、悲し気に微笑んでから続ける。
リタは、悲し気に微笑んでから続ける。

