そんなふうにして男たちの見えないところでの戦いを見つめていると、ヨルクが近づいてきた。

「皇妃殿下。ラインハルト、あっ、いや、皇帝陛下との夜の営みは、いかがですかな?」

 はいいいいい?

 不躾というよりかは、いきなりセクシャルハラスメント的かつ超個人的な問いを叩きつけられてしまった。

 さすがのリタとゾフィも、両隣で息を飲んだのが感じられた。