閣僚たちがわたしに飽きてくると、ラインハルトから離れて料理に専念する。並べられている料理をつまみながら、観察する。その際には、リタとゾフィがついてくれる。彼女たちは、ちんちくりんの義母を小バカにしつつ周囲に目を光らせている。

 サンドイッチやチーズやハム、カナッペやスティック野菜、スイーツ系のパンなどをモグモグ食べつつ人間(ひと)を観察するのはすごく楽しい。