「強面傲慢不遜すぎる義理の娘を演じている最中に笑わせないで下さい」、と言って。

 目がまわってしまうまでにまわるのをやめた。

 椅子に戻りつつディアナを見ると、彼女も笑いをかみ殺している。

 やったわ。笑いをとった。

 心の中でガッツポーズをとってしまった。

 なにか違う、と思わないでもないけれど。