「皇妃殿下、ボーッとしないで下さい。それでなくてもつまらないお付き合いをさせられているのです」
「リタ、あいかわらずきついわよね。でもまあ、同意するわ。こんなくだらないお茶の会、はやく終わらせて部屋に戻らせていただきたいわね」

 リタ、それからゾフィが目線で座るよう促してきた。

 公爵令嬢は、すでに着席している。

 椅子は八脚あるので、一脚飛ばして着席した。二人も同様に着席した。

 すぐに侍女たちが紅茶を注いでくれる。