「ダメだ、ダメだ」

 すると、皇帝が猛烈に拒否しはじめた。

「チカ、た、頼むから、頼むからすぐにメガネをかけてくれ。これ以上、おれは、おれは耐えられそうにない」

 やはり……。

 わたしの顔って、ほんのわずかの間でも見るに耐えないほどひどいのね。