ややあって、シュッツ、リタ、ゾフィ、ジークの声がきこえてきた。

 向かいの長椅子に座っている、ジークとリタ。それから、椅子に座っているシュッツとゾフィ。彼らの姿はボーッとしている。

 ジークとリタは、なんとなくそこにいるということはわかる。だけど、少し離れているシュッツとゾフィは、人間(ひと)というくらいで男性かレディかの区別もつかない。

 というか、わたしの顔ってそんなにひどいのかしらね?