「美味しいわ。甘さ加減がちょうどいい」
「それはよかった。お茶もどうぞ」

 シュッツに促され、紅茶を飲んでみた。

 ローズティーね。

 気持ちが落ち着くだけでなく、優雅な気持ちになる。

 わたしが満足しているのを確認してから、四人もクッキーを食べたりお茶を飲みだした。

 そして、ワイワイと話をしているときである。

 不意にリタとゾフィが立ち上がった。