「ええ。それに、くだらないことなどありません。ですが、いまのあなたの話は過去のことです。これから、ですよ。過去がどのようなものであれ、これからです。過去を忘れることは出来ませんが、忘れるほど素敵なこれからがあります。それを忘れないで下さい」
「ジーク、それからシュッツ。ありがとうございます」

 二人にお礼を言ってから続ける。