深々と頭を下げた宇佐くん。イケメンが出てきてビックリしたけれど、礼儀正しそうな人で安心した。
『皆さんおはようございます。9時より入学式が始まります。新入生の皆さんは体育館へお集まりください』
ホッとしたのもつかの間、寮内放送が流れてきた。部屋にかばんを置いて、宇佐くんと一緒に体育館へ。
中に入ると、先生らしき人達がクラスの番号が書かれた看板を持っていた。
私達は1組なので、入口に1番近い列に並んだ。
そわそわしながら待つこと3分。
「新入生諸君! 入学おめでとう! 運命の相手との出会いは果たしたかな?」
突然ステージが明るくなり、派手な服装をした2人組が現れた。
「私達がこの学園の創立者であり学園長の……七海夫婦だ!」
高らかに名乗って堂々と決めポーズをした夫婦。個性的すぎて、本当に学園長なのかと疑う人がほとんどだろう。
だけど実はこの2人、大IT企業“セブンオーシャン”の社長。日本のみならず、世界中で名が知られている有名人なんだ。
「そんな私達がこの学園を創立した目的……それは、この中の1組に世界一の結婚をしてもらうこと。そして、もうじき引退する私達の後を継いで社長になってもらうためだ!」
『皆さんおはようございます。9時より入学式が始まります。新入生の皆さんは体育館へお集まりください』
ホッとしたのもつかの間、寮内放送が流れてきた。部屋にかばんを置いて、宇佐くんと一緒に体育館へ。
中に入ると、先生らしき人達がクラスの番号が書かれた看板を持っていた。
私達は1組なので、入口に1番近い列に並んだ。
そわそわしながら待つこと3分。
「新入生諸君! 入学おめでとう! 運命の相手との出会いは果たしたかな?」
突然ステージが明るくなり、派手な服装をした2人組が現れた。
「私達がこの学園の創立者であり学園長の……七海夫婦だ!」
高らかに名乗って堂々と決めポーズをした夫婦。個性的すぎて、本当に学園長なのかと疑う人がほとんどだろう。
だけど実はこの2人、大IT企業“セブンオーシャン”の社長。日本のみならず、世界中で名が知られている有名人なんだ。
「そんな私達がこの学園を創立した目的……それは、この中の1組に世界一の結婚をしてもらうこと。そして、もうじき引退する私達の後を継いで社長になってもらうためだ!」



