よく考えてみれば、それは精霊たちが住む場所に人間が入り、月下草を採取したということだ。
(もしかして、精霊の祝福を受けた人間が、採取した月下草を売っている──?)
そう考えたティナの胸がどくん、と跳ねる。と同時に、ひどく嫌な予感がする。
「あの、ルーアシェイア様は月下草の採取を誰かに許されたことはありますか?」
《私は今も昔もそんなことを許した覚えはない。何故そんなことを聞く?》
「えっと、実は──」
ティナは月下草が外の世界でどのように扱われているのか、そして祝福された者が、許可なく月下草を持ち出している可能性があることを説明した。
《──なるほど。精霊の住処が荒れ果てたのも、瘴気が大量に発生したのも、月下草が盗まれたことが原因か》
「……あれ? 瘴気の発生と月下草には関係があるんですか?」
《ああ、説明がまだだったな。月下草には瘴気を浄化する効果があるんだ。そうして聖浄な地を守っているんだよ》
「えっ?! そうなんですか……?!」
月下草を希少な治療薬の素材だとばかり思っていたティナは、月下草の本来の効果に驚いた。
(もしかして、精霊の祝福を受けた人間が、採取した月下草を売っている──?)
そう考えたティナの胸がどくん、と跳ねる。と同時に、ひどく嫌な予感がする。
「あの、ルーアシェイア様は月下草の採取を誰かに許されたことはありますか?」
《私は今も昔もそんなことを許した覚えはない。何故そんなことを聞く?》
「えっと、実は──」
ティナは月下草が外の世界でどのように扱われているのか、そして祝福された者が、許可なく月下草を持ち出している可能性があることを説明した。
《──なるほど。精霊の住処が荒れ果てたのも、瘴気が大量に発生したのも、月下草が盗まれたことが原因か》
「……あれ? 瘴気の発生と月下草には関係があるんですか?」
《ああ、説明がまだだったな。月下草には瘴気を浄化する効果があるんだ。そうして聖浄な地を守っているんだよ》
「えっ?! そうなんですか……?!」
月下草を希少な治療薬の素材だとばかり思っていたティナは、月下草の本来の効果に驚いた。



