しかも運が悪いことに、ラーシャルード教の総本山であるアコンニエミ聖国とクロンクヴィスト王国は仲が悪かった。
友好国でない国の第二王子からの抗議など、何の効力もない。
だからトールはティナを取り戻すためにも、誰にも負けない強い力を身につける必要があったのだ。
ちなみに何故クロンクヴィスト王国とアコンニエミ聖国の仲が悪いかというと、クロンクヴィスト王国はラーシャルード神信仰ではなく、精霊信仰の国だからだ。
さらにラーシャルード教は穢れた瘴気から生まれるといわれている魔物を忌み嫌っており、その魔物の王が持つ特徴である<金眼>を忌避している。
きっと<金眼>持ちのトールを、彼らは忌々しく思っているはずだ。
だが、ラーシャルード教が嫌う<金眼>は、クロンクヴィスト王国にとっては古い血統を受け継いでいる証であり、誉あるものだ。
貴族はもちろんのこと、平民からも貴ばれる<金眼>には、その色を持つ者にしか知らされない秘密があった。
──実は<金眼>とは精霊王から与えられる祝福で、その瞳を持つ人間は精霊たちに愛される存在であったのだ。
友好国でない国の第二王子からの抗議など、何の効力もない。
だからトールはティナを取り戻すためにも、誰にも負けない強い力を身につける必要があったのだ。
ちなみに何故クロンクヴィスト王国とアコンニエミ聖国の仲が悪いかというと、クロンクヴィスト王国はラーシャルード神信仰ではなく、精霊信仰の国だからだ。
さらにラーシャルード教は穢れた瘴気から生まれるといわれている魔物を忌み嫌っており、その魔物の王が持つ特徴である<金眼>を忌避している。
きっと<金眼>持ちのトールを、彼らは忌々しく思っているはずだ。
だが、ラーシャルード教が嫌う<金眼>は、クロンクヴィスト王国にとっては古い血統を受け継いでいる証であり、誉あるものだ。
貴族はもちろんのこと、平民からも貴ばれる<金眼>には、その色を持つ者にしか知らされない秘密があった。
──実は<金眼>とは精霊王から与えられる祝福で、その瞳を持つ人間は精霊たちに愛される存在であったのだ。



