「……初めまして。君はティナの級友かな? もしかしてティナの護衛を申し出にここへ?」
「はい。是非私に彼女の護衛をさせていただきたく、許可を頂きに参りました」
見た目に反して、トールという少年の言動には気品があり、腐っても学院の生徒なのだと、ベルトルドに知らしめた。
ティナがここに連れて来たということは、彼の能力はそこそこ高いのだろう。しかし何よりもベルトルドが気になるのは、あれだけ注意深いティナが、彼に完全に気を許しているということだ。
ベルトルドはこの時初めて、娘を嫁にやる父親の心境を理解した。
思わずトールに威圧を放ってしまったのも不可抗力であった。
だが、高位の冒険者でも尻餅をついてしまう程の威圧だったにも関わらず、トールは顔色一つ変えずに真正面から受け止めたのだ。
そんなトールに、ベルトルドは警戒レベルを最大限に引き上げた。この少年は只者ではない、と気付いたのだ。
「……悪いけどティナ、ちょっと席を外してくれないかな? 私はこのトール君と二人っきりで話がしたいから、隣の応接室で待っていて欲しい」
「はい。是非私に彼女の護衛をさせていただきたく、許可を頂きに参りました」
見た目に反して、トールという少年の言動には気品があり、腐っても学院の生徒なのだと、ベルトルドに知らしめた。
ティナがここに連れて来たということは、彼の能力はそこそこ高いのだろう。しかし何よりもベルトルドが気になるのは、あれだけ注意深いティナが、彼に完全に気を許しているということだ。
ベルトルドはこの時初めて、娘を嫁にやる父親の心境を理解した。
思わずトールに威圧を放ってしまったのも不可抗力であった。
だが、高位の冒険者でも尻餅をついてしまう程の威圧だったにも関わらず、トールは顔色一つ変えずに真正面から受け止めたのだ。
そんなトールに、ベルトルドは警戒レベルを最大限に引き上げた。この少年は只者ではない、と気付いたのだ。
「……悪いけどティナ、ちょっと席を外してくれないかな? 私はこのトール君と二人っきりで話がしたいから、隣の応接室で待っていて欲しい」



