異様な状況にトールが絶句していると、魔物達が次々と細切れになって血溜まりの中に沈んでいく。
──その光景はまるで、世界に罅が入ったかのようだった。
魔物達が全て息絶えると、ティナはすぅっと意識を失った。
どうやら魔物達の殺気に反応したティナの自己防衛本能が働いて、無意識に魔物を攻撃したのだろう。
無意識に魔力が発動したため、理性がない魔力が暴走した結果、容赦無く魔物や盗賊達を殺したのだろう、とトールは予想する。
「とにかく、どこかに逃げなきゃ……」
このままここにいれば、別の魔物が寄ってくるかもしれない。これ以上ティナが暴走しないためにも、一刻も早く移動した方が良いだろう。
トールは意識を失ったティナをおんぶすると、街がある方向へ向かおうと立ち上がった。
すると再び茂みが揺れる音がして、何かがこちらに近づいていることを察知する。
(まさか、また魔物が……っ!?)
警戒しているトールの予想に反して、姿を現したのは冒険者の格好をした人間の男だった。
「あれ? こんなところに子供が……っ?! って、うわっ!!! なんだこりゃ?!」
──その光景はまるで、世界に罅が入ったかのようだった。
魔物達が全て息絶えると、ティナはすぅっと意識を失った。
どうやら魔物達の殺気に反応したティナの自己防衛本能が働いて、無意識に魔物を攻撃したのだろう。
無意識に魔力が発動したため、理性がない魔力が暴走した結果、容赦無く魔物や盗賊達を殺したのだろう、とトールは予想する。
「とにかく、どこかに逃げなきゃ……」
このままここにいれば、別の魔物が寄ってくるかもしれない。これ以上ティナが暴走しないためにも、一刻も早く移動した方が良いだろう。
トールは意識を失ったティナをおんぶすると、街がある方向へ向かおうと立ち上がった。
すると再び茂みが揺れる音がして、何かがこちらに近づいていることを察知する。
(まさか、また魔物が……っ!?)
警戒しているトールの予想に反して、姿を現したのは冒険者の格好をした人間の男だった。
「あれ? こんなところに子供が……っ?! って、うわっ!!! なんだこりゃ?!」



