冗談なんて言わないで

神社で歌っていた雛。

君の描く夢
いつか花開く時が来るだろう
こんな日が訪れると思っていた
そう思える日が
きっと……

最後のひと蹴りをしたあと顔を上げると爽がいた。

「小野君?」