バチン!と音がして、一気にビル全体の照明が落ちた。
「ギャー!怖いー!」
「うるさいっての!!」
明日香の悲鳴より、更に大きな声が響く。
「すみません、でも、こ、怖くって。ビル、こんな大きなビルが…真っ暗…え、どこ?どこにいるんですか?え、いない?置いてかないでー!」
「ここにいるっての!」
ああもう、うるさい!と隣から声が聞こえる。
明日香はもはや、半泣きだった。
「怖いー怖いよー、ビルにはお化けがー、怪奇現象がー」
涙声で呟きながら、手を伸ばしてなんとか進もうとする。
と、不意にその手がパシっと掴まれた。
「いやー、何?誰?!怖いー!」
「俺だってば!」
そしてグイッと肩を引き寄せられた。
「ギャー!怖いー!」
「うるさいっての!!」
明日香の悲鳴より、更に大きな声が響く。
「すみません、でも、こ、怖くって。ビル、こんな大きなビルが…真っ暗…え、どこ?どこにいるんですか?え、いない?置いてかないでー!」
「ここにいるっての!」
ああもう、うるさい!と隣から声が聞こえる。
明日香はもはや、半泣きだった。
「怖いー怖いよー、ビルにはお化けがー、怪奇現象がー」
涙声で呟きながら、手を伸ばしてなんとか進もうとする。
と、不意にその手がパシっと掴まれた。
「いやー、何?誰?!怖いー!」
「俺だってば!」
そしてグイッと肩を引き寄せられた。



