「これをベースに、3人それぞれアレンジするね。あと、白のトップスと緑のミニスカートは雪の結晶柄にして、セットアップっぽくするのはどう?」

「いい、いい!」
「うん、この季節ならではよねー!」
「明日香に任せる!楽しみにしてるね!」

3人に囲まれ、明日香も笑顔で頷いた時だった。
コンコンと誰かが部屋をノックした。

はーい、どうぞ!とりなが答えると、失礼しまーすとドアが開く。

「おはようございまーす、サザンクロスでーす」
「あっ!おはようございます!」
「今日も宜しくお願いします!」

顔を覗かせた4人組に、りな達も挨拶する。

「おー、3人とも今日も可愛いねー」
「やだ、直哉(なおや)くん。お世辞が上手〜」
「ホントだって。今日もキュートな笑顔が素敵じゃなーい、3人とも…って、あれ?」

軽い口調でそう言っていたサザンクロスの直哉は、クリスマス衣装姿の明日香を見ると、真顔になった。

「コットンキャンディって4人いたっけ?」