(うーん、ここかなぁ?)
4日後、明日香は都内のオフィス街に来ていた。
土曜日ということもあってか、そんなに人通りは多くない。
手に持った名刺と、目の前のビルを見比べる。
(オフィス クリスタル…スカイビルディング3階…うん、合ってる)
頷いてから足を進め、自動ドアの中へ入っていく。
エレベーターで3階まで来ると、ドアが開いたすぐ正面に、綺麗なガラス張りの扉が見えた。
すぐ横のゴールドのプレートには、筆記体で
Office Crystal
と書いてある。
(ここね)
明日香は少しためらったあと、ゆっくりと扉を押した。
チリンと涼やかな音が扉の上から聞こえ、はーい!とパーテーションの向こうから誰かの返事が聞こえた。
「お待たせしました。どちら様でしょう?」
可愛いらしい小柄な女性が現れ、にっこりと明日香に笑いかける。
4日後、明日香は都内のオフィス街に来ていた。
土曜日ということもあってか、そんなに人通りは多くない。
手に持った名刺と、目の前のビルを見比べる。
(オフィス クリスタル…スカイビルディング3階…うん、合ってる)
頷いてから足を進め、自動ドアの中へ入っていく。
エレベーターで3階まで来ると、ドアが開いたすぐ正面に、綺麗なガラス張りの扉が見えた。
すぐ横のゴールドのプレートには、筆記体で
Office Crystal
と書いてある。
(ここね)
明日香は少しためらったあと、ゆっくりと扉を押した。
チリンと涼やかな音が扉の上から聞こえ、はーい!とパーテーションの向こうから誰かの返事が聞こえた。
「お待たせしました。どちら様でしょう?」
可愛いらしい小柄な女性が現れ、にっこりと明日香に笑いかける。