神々先輩と凛くんが、何故かもめています。 「…えっと、2人はお知り合いで?」 「そうだよ」 「違う!」 私が聞くと、2人ともほぼ同時にそう言った。 ちなみに肯定したのが神々先輩で、否定したのは凛くんの方。 「…仲がいいんですね?」 「もちろん」 「ぜんっぜん!」 ここまで揃うと兄弟みたい…? 「…会長、何してるんです。まだ挨拶運動は終わっていませんよ」 そこで、尖った声が聞こえて一同振り返る。 呆れ顔の弘原海くんが腰に手を当てて、ため息を着く姿がそこにはあった。