眠り姫の枕になりたい王子たちは、今日も姫を甘やかす



本当に、この人は何を言っているんだろう。



今さっきとは比べ物にならないくらい、頭がとれちゃうんじゃないかって思う勢いで頭を振った。



もちろん横に。



そしたら、少しの沈黙の後。



「…あははっ!」



急に笑いだした。



「…!?!?」



お腹をかかえて笑う彼に疑問を隠せなくて、恐怖すら感じる。



こ、怖いよっ…!!怖すぎるよ…!!



「…はぁ〜久しぶりにこんな笑った。でも、こんなん笑うしかなくない?」



「ねぇ?」と聞いてくるけど、うんともすんとも言えない私。