眠り姫の枕になりたい王子たちは、今日も姫を甘やかす


近づけば近づくほどわかる白い肌と、長いまつ毛。



全体的に色素が薄い。



童顔なその顔はとても小さくて、女の子と並べてもあまり大差はなさそう。



「……………キミ、眠り姫でしょ?」



…………ねむりひめ?



「な…っ、ど………え?」



「なんで?」「どうして?」



言いたい言葉も出てこないし、わけのわからないことを言われて軽くパニック。



姫……?誰が……?



そういえば、凛くんも朝そんなようなことを言ってたような…。



「あれ、もしかして知らないの?それとも知らないフリ?」