「結局、新島はどこへ行ったんだ?」

「俺も情報をかき集めてるんスけど、闇の中ッス。

そして藤堂さん、問題があるッス」

「なんだ」

「”Moonが新島を消した”とLunaが声を上げているらしくて……。こっちの火消しが追い付いてない状態ッス」

「おいおい……」



これは本格的にヤバいな――藤堂さんが予想した、まさに、その時。



「藤堂さん!アジトの前に、これが置いてありました!!」



仲間の一人が、一枚のカードを持って、藤堂さんの元へやってきた。



「これは?」

「Lunaからです!やられたらやり返す、と」

「!」



ついに、この時が来たか――



カードを渡され、隅々まで見渡す藤堂さん。

すると、ある文字を見つける。