最強王子とフェンス越しの溺愛キス



「そんな理由だったんだ。でも美月は、そんなに人の顔色を読めてないよね?」

「え、そ、そうかな……?」

「じゃあ、俺が今何を考えているか当ててみて?」

「(えぇッ!?)」



そんな事を急に言われても……っ。

だけど生吹くんは箸を置いて私を凝視するし、純也先輩も気になるのか珍しく無言だしッ。


じゃあ――と生吹くんの顔を見る。

見る……のだけど、



「(だ、ダメだ。
カッコよすぎて、全然見れない……)」



パッと目を逸らした私に「もう分かったの?」と生吹くんは頭をコテンと倒す。

全く分からないし、そもそも顔を見れてないし……っ。

よし、ここは当たり障りのないことを言おうっ。