「え」
「もちろん、これも嫌だったらスルーしていいから」
ニコッと笑った先輩に、太陽の光が当たる。全体的に白い純弥先輩が、更に眩しく見えた。
すると、なかなか口を開かない私を心配した生吹くんが「嫌だったら、」と中断を勧めてくれた
けど……大丈夫。
私は、話せる。
「私、人の顔色をよく見る癖があって……。
それで、その人の顔を見ると、その人が何をしたいのか、大体分かってしまうんです。
それで……入学式の日に余計な事を言っちゃって……」
自分の情けない面を晒すのは、心が重たくなる……。
だんだんと寡黙になってきた私の頭を、生吹くんがゆるりと撫でた。



