「美月ちゃんはさ、A校で友達いる?」
「え……」
ストレートに吐かれた言葉に、絶句する。
パスタをクルクル巻いていたフォークが、お皿に当たって金属音が響いた。
「おい、何でそんなにデリカシーがないんだよ」
「僕は思った事を聞いてるだけだよ!でも……うん。美月ちゃんが答えたくないなら聞き流して!ね?」
と言われても、この流れで「無回答」をすると、この場が気まずくなるよね……。
それに秘密にするような事は何もないから、大丈夫……かな。
「友達は……いません」
「魔女の噂のせいで?」
「はい、たぶん……」
「そっか」と言って、純也先輩は置いてあったミルクに手を伸ばす。
「どうして魔女の噂が広がったか、聞いてもいい?」



