最強王子とフェンス越しの溺愛キス



「でもあり得るよね。この白い人と同種族なら」

「ちょっと、僕を子供って言いたいの?」

「別にそこまで言ってないけど」




「(わ、わぁ……)」



薄々気づいていたけど、この二人……ビックリするくらい気が合わない。

仲が悪いを通り越した、仲の悪さ。



「(仲良くしてくれたら、嬉しいのになぁ)」



だけど、願いも虚しく……。

怒った純也先輩が「もう!」と言いながら、カップを持ち上げる。


その時――

ふと、窓の外へ目をやった。

そこには仲良しそうに歩く女性たちの姿。今は平日のお昼前だから……大学生か社会人かな?



「(いいなぁ。楽しそう……)」



羨んで外を眺めていた、その時だった。