「真白ちゃんも、大丈夫ですか?」
「真白~?ピンピンしてるよ。どこも怪我してないしね」
「え?でも、誰かに口元を殴られて血が出ていましたよッ?」
「……そうだったね」
ピクリと反応して、純也先輩がブラックコーヒーを口に運ぶ。
私の隣にいる生吹くんは、純也先輩をジッと見ているようだった。
まるで一挙手一投足も見逃さない――そんな目つき。
カチャン
「真白はねぇ、子供並みに再生能力早いの!カサブタ出来る前から治ってる事もあるからね、怖いよね!」
「そ、そんな事って、」
さすがに無いんじゃ――と言おうとすると、生吹くんが唐揚げを箸で摘まみ上げながら喋る。



