「あ!美桜!ひょっとしてイギリスには彼に会いに行ったの?」
「そういうことか!で、一緒に帰って来たのね」
「ってことは、つまり…」
「あなた達、うまくいったのね?」
は、はい、と美桜が控えめに頷くと、なーんだ!早く言ってよと由香が美桜の背中をバシッと叩く。
「い、いてて」
「だったらなんでそんな、どよんとした顔してるのよ?良かったじゃない。思い切ってイギリスに行って」
「あ、はい。お二人にあの時背中を押していただいたこと、本当に感謝しています。それで、あの。今日はお話したいことがあって来ました」
いつになく真剣な表情の美桜に、由香とみどりの顔からも笑顔が消えた。
「何?どうしたの?改まって」
美桜は、隣のアレンと顔を見合わせてから、思い切ったように口を開いた。
「あの日、イギリスに行かせてもらって、彼と再会しました。二人で気持ちを確かめて、今後の事を話し合いました。それで…」
美桜は一瞬泣きそうな表情をし、ギュッと口を結ぶ。
気持ちを持ち直すと、顔を上げた。
「私、結婚してイギリスで暮らすことにしました。つまり、ここを…退職させていただきたいのです」
「…美桜」
由香もみどりも、さっきまでとは別人のように、言葉を失って立ち尽くす。
「お二人には本当にお世話になりました。こんな私をいつも支えて励ましてくださって。お二人のおかげで、これまで楽しく続けてこられました。ありがとうございました。こんな形でいきなり辞めることになり、本当に申し訳ありません。引き継ぎなどはきちんとしますので、どうか」
「美桜」
気を緩めると泣きそうになる、そう思って一気にまくしたてる美桜を、由香が遮った。
「そういうことか!で、一緒に帰って来たのね」
「ってことは、つまり…」
「あなた達、うまくいったのね?」
は、はい、と美桜が控えめに頷くと、なーんだ!早く言ってよと由香が美桜の背中をバシッと叩く。
「い、いてて」
「だったらなんでそんな、どよんとした顔してるのよ?良かったじゃない。思い切ってイギリスに行って」
「あ、はい。お二人にあの時背中を押していただいたこと、本当に感謝しています。それで、あの。今日はお話したいことがあって来ました」
いつになく真剣な表情の美桜に、由香とみどりの顔からも笑顔が消えた。
「何?どうしたの?改まって」
美桜は、隣のアレンと顔を見合わせてから、思い切ったように口を開いた。
「あの日、イギリスに行かせてもらって、彼と再会しました。二人で気持ちを確かめて、今後の事を話し合いました。それで…」
美桜は一瞬泣きそうな表情をし、ギュッと口を結ぶ。
気持ちを持ち直すと、顔を上げた。
「私、結婚してイギリスで暮らすことにしました。つまり、ここを…退職させていただきたいのです」
「…美桜」
由香もみどりも、さっきまでとは別人のように、言葉を失って立ち尽くす。
「お二人には本当にお世話になりました。こんな私をいつも支えて励ましてくださって。お二人のおかげで、これまで楽しく続けてこられました。ありがとうございました。こんな形でいきなり辞めることになり、本当に申し訳ありません。引き継ぎなどはきちんとしますので、どうか」
「美桜」
気を緩めると泣きそうになる、そう思って一気にまくしたてる美桜を、由香が遮った。



