そして次の日、私とトア様の婚礼式が執り行われた。
「ヘヨン、いよいよ婚礼式だね。体調が優れないみたいだけど、大丈夫かい?」
私の顔色が優れないことに気づいたトア様が私に話しかけてくれた。
私は、ずっとジェヒョンがあの時した決断について考えていた。
ジェヒョンは、15年前ウヨンのために私に仕えることにしたのではないか。
彼は、今でも弟と離れ離れになったことを後悔しているのかもしれないと思うと、
申し訳ない気分になった。
ジェヒョンは、ウヨンを助けるために嫌々カルミヤに残り私に支えているのかもしれないと。
そんな考え事ばかりしていた私の顔を覗きながら、
「不安なことも多いと思うが、不安な時は、いつでも僕に言ってほしい。一緒に乗り越えていこう。」
トア様は、こう私に声をかけてくれた。
そうだ。
私は、今日からトリカブト王国皇太子トア様の妻なのだ。
トア様が私のことを気にかけてくださる。
私もトア様と共に幸せな結婚生活を送るんだ。
ジェヒョンのことを考えている暇などない。
明日から皇太子妃教育が始まる。
気を引き締めなければ。
「ヘヨン、いよいよ婚礼式だね。体調が優れないみたいだけど、大丈夫かい?」
私の顔色が優れないことに気づいたトア様が私に話しかけてくれた。
私は、ずっとジェヒョンがあの時した決断について考えていた。
ジェヒョンは、15年前ウヨンのために私に仕えることにしたのではないか。
彼は、今でも弟と離れ離れになったことを後悔しているのかもしれないと思うと、
申し訳ない気分になった。
ジェヒョンは、ウヨンを助けるために嫌々カルミヤに残り私に支えているのかもしれないと。
そんな考え事ばかりしていた私の顔を覗きながら、
「不安なことも多いと思うが、不安な時は、いつでも僕に言ってほしい。一緒に乗り越えていこう。」
トア様は、こう私に声をかけてくれた。
そうだ。
私は、今日からトリカブト王国皇太子トア様の妻なのだ。
トア様が私のことを気にかけてくださる。
私もトア様と共に幸せな結婚生活を送るんだ。
ジェヒョンのことを考えている暇などない。
明日から皇太子妃教育が始まる。
気を引き締めなければ。



