……絶対、そうだよ。

 そんな事を考えてしまい、悲しさがこみ上げてくる。

 結局答えてもらえなかったし、やっぱり私のこと嫌いだよね……。

 だけどどうして、私を助けてくれたんだろう……。

 私のことなんて、どうでもいいはずなのに……。

 先輩の考えている事がさっぱり分からなくて、頭を抱える。

 私、どうすればいいんだろう。

 ぼんやりとそう思いながら、冷たさがなくなってきたお水を両手で握りしめた。