溺愛したい彼氏は別れても、溺愛をやめたくない。

「してみたいです……!」

 触れ合いもできるんだ、ここ……!

 私が何度も首を縦に振ると、先輩は近くにいた店員さんを呼んでくれた。

 そして、白いハムスターを抱っこさせてもらう事になった。

「気を付けて触ってあげてくださいね。」

 私の両手より一回りくらい小さい可愛いハムスターで、椅子に腰掛けて触る。

 ふわふわであったかくて、それだけで私は大満足だった。

「可愛いっ……!」

 ハムスターなんて久しぶりに抱っこしたけど、やっぱり可愛いっ!

 その後も頼んだものが来るまではうさぎやモルモットなどに触れさせてもらって、ほくほくした気持ちになれた。

 小動物って、どうしてあんなに可愛いんだろう……?

 頼んだものが来たから名残惜しくも店員さんに引き渡し、きちんと消毒をしてから椅子に座る。

 こ、これも可愛いっ……!

 目の前にはさっきのハムスターたちみたいな可愛いケーキがあって、思わず見惚れてしまう。

 けど、ずっと見ているわけにもいかない。

 この可愛いケーキを食べちゃうのはもったいない気もするけど、これを堪能するために来たんだと言い聞かせて両手を合わせた。