溺愛したい彼氏は別れても、溺愛をやめたくない。

「は、はい……。」

 恥ずかしそうに頬を染めながら、でも視線を合わせながら言ってくれた菜花。

 ……菜花はきっと、俺の愛の大きさを理解してない。

 どうなっても、知らないからね。

 心の中で呟いて、菜花の唇に自分のそれを重ねる。

 綺麗な桃色の唇に自分のが当たって、ちゅっとリップ音が響く。

 触れるだけのキスをして離すと、菜花の顔はこれまで以上に真っ赤になっていた。

「菜花、大好きだよ。」

 少しでも伝わるように、言葉にする。

 でも菜花はやっぱり分かっていないようで、ふにゃりと完全に気を緩め切った笑顔で返してきた。

「私も、先輩のこと大好きですっ……!」

 ……っ、破壊力が凄まじい。

 菜花はいつでも天使だけど、笑うと普通の男なら全員失神する。

 それくらい、菜花は愛おしすぎる。

「ごめんね菜花、やっぱり我慢できそうにない。」

 小さな声でそう言い、菜花に再びキスを落とす。

 角度を変えて、何度も何度も。

 唇を重ねる度に、菜花の甘さが伝わってきてめまいがしそうになる。