佑樹君といる時は意識して触らないようにしているけど、一人になった途端つい触ってしまう。
どうしよう、スマホ家に置いてきたほうが良いのかな……。
いっそのこと、そうしたほうが早い気がする……。
連絡なんか来ないのに、期待するだけ無駄なのに。
そう思いながらもまた、同じ事を繰り返してしまう。
どうしたら、いいんだろう……。
「なぁ、篠碕先輩の噂聞いたか?」
「うんうん、聞いたよ! あの女の人と付き合ってるんだよね!」
「美男美女って感じで、次元が違うよね!」
気付けばクラスメイトのそんな声も聞こえて、スマホの電源を落とす。
クラスメイトが言っているのは、この前の先輩の写真について。
そして……目撃情報だ。
この学校の誰かが放課後に先輩があの女の人といるところを見たらしく、それが噂に出回っている。
それと同時に私と佑樹君が付き合っているという噂も、広まった。
今でも私は、クラスの女の子たちに問い詰められる。
「何で付き合いだしたの?」とか「篠碕先輩はいいの?」とか。
どうしよう、スマホ家に置いてきたほうが良いのかな……。
いっそのこと、そうしたほうが早い気がする……。
連絡なんか来ないのに、期待するだけ無駄なのに。
そう思いながらもまた、同じ事を繰り返してしまう。
どうしたら、いいんだろう……。
「なぁ、篠碕先輩の噂聞いたか?」
「うんうん、聞いたよ! あの女の人と付き合ってるんだよね!」
「美男美女って感じで、次元が違うよね!」
気付けばクラスメイトのそんな声も聞こえて、スマホの電源を落とす。
クラスメイトが言っているのは、この前の先輩の写真について。
そして……目撃情報だ。
この学校の誰かが放課後に先輩があの女の人といるところを見たらしく、それが噂に出回っている。
それと同時に私と佑樹君が付き合っているという噂も、広まった。
今でも私は、クラスの女の子たちに問い詰められる。
「何で付き合いだしたの?」とか「篠碕先輩はいいの?」とか。