その8
東龍会幹部の折本と会った3日後、横浜で構えたばかりのチーム大打新事務所では、ハマのモブスターズ4人が顔を揃えていた。
「…じゃあ、オレは来週の火曜”あっち”へ戻り、御手洗と合流する。相和会の方も東龍会共々注視の上、情報共有を継続だ。だが、オレのスタンスは前と原則一緒だ。あくまでも、”仕事人のネタ”が入ればオレが、即直に会ってくる。で、使えるとなればスカウトって行動スタンスを軸にする」
テーブルを囲んでノボルの話を無言でかみ砕いていたであろう3人は、ここで同時に頷いた。
それは力強く…。
「…東京埼玉都県境でのオレ達の立ち位置も従前と基本変わらないが、今後はお前ら3人も交代で入ってもらいたい。まずは武次郎にあっちへ着いてもらいたいところだが、東龍会としては、然るべき時期のパートナーシップを視野に入れ、なんといっても本拠の横浜は勢力地盤をさらに広げたい」
”うふふ…、来たか!いいねえ~、やっぱ、ハマの地盤強化はモアモアだしな”
ノボルの一声に、武次郎の心は早くも踊っていた。
「…この方針はオレたちもずっとだったし、そこそこはこれまでも実践してきた。だが、ここでもう一歩前に踏み込みたい。これは、パートナーさんも同様の想いってこったわ。そうなれな、やはり武次郎にココを仕切ってもらうのが無難だと思うが、みんなはどうかな?」
ノボルの問いかけに、まずは椎名が発言した。
...
「ノボルさんの考え通りでいいと思う。我々の本拠地横浜の顔は武次郎で通した方が、今後、中長期では何かと好都合だと思うし」
残りの二人もこれに同様の意見だった。
「よし、武次郎は原則ハマだ。都県境のあっちには、タカハシも熊本から上京の都度、短時間もでいいから顔を出してくれ。椎名はオレの不在時を含め、極力マメに出向いてく。これでいきたい」
「了解!」
3人は同意した。
「それでだ…、ハマの拡張路線となと…。具体的にどう切り込んでいくかだが、折本さんからは、目立たず徐々にってことだ。オレとしてもそれが正解だと考える」
この点に関しても、3人に異論はなかった。
ただし厳密には、大打武次郎は一気に突っ走りたいと言うのが本音のようだった。
...
そこを見越していたノボルは、武次郎に顔を向けて切りだした。
「前にも触れたが、まずもって武次郎には早った行動は自重してもらう。いいな、武次郎?」
「ああ…。だがよう、結局は勢力を伸ばすってんだから、何かと慎重になりすぎてたんではしょうもねえよ。サジ加減はある程度定めておきたい。オレとしてはな…」
「そこは、武次郎と一緒で地元に足が着いている椎名に聞こう。武次郎の納得できる提案は用意してるだろうしな(笑)」
ー一同低い笑い声ー
そして、少しの間をおいてから椎名が口を開いた。
東龍会幹部の折本と会った3日後、横浜で構えたばかりのチーム大打新事務所では、ハマのモブスターズ4人が顔を揃えていた。
「…じゃあ、オレは来週の火曜”あっち”へ戻り、御手洗と合流する。相和会の方も東龍会共々注視の上、情報共有を継続だ。だが、オレのスタンスは前と原則一緒だ。あくまでも、”仕事人のネタ”が入ればオレが、即直に会ってくる。で、使えるとなればスカウトって行動スタンスを軸にする」
テーブルを囲んでノボルの話を無言でかみ砕いていたであろう3人は、ここで同時に頷いた。
それは力強く…。
「…東京埼玉都県境でのオレ達の立ち位置も従前と基本変わらないが、今後はお前ら3人も交代で入ってもらいたい。まずは武次郎にあっちへ着いてもらいたいところだが、東龍会としては、然るべき時期のパートナーシップを視野に入れ、なんといっても本拠の横浜は勢力地盤をさらに広げたい」
”うふふ…、来たか!いいねえ~、やっぱ、ハマの地盤強化はモアモアだしな”
ノボルの一声に、武次郎の心は早くも踊っていた。
「…この方針はオレたちもずっとだったし、そこそこはこれまでも実践してきた。だが、ここでもう一歩前に踏み込みたい。これは、パートナーさんも同様の想いってこったわ。そうなれな、やはり武次郎にココを仕切ってもらうのが無難だと思うが、みんなはどうかな?」
ノボルの問いかけに、まずは椎名が発言した。
...
「ノボルさんの考え通りでいいと思う。我々の本拠地横浜の顔は武次郎で通した方が、今後、中長期では何かと好都合だと思うし」
残りの二人もこれに同様の意見だった。
「よし、武次郎は原則ハマだ。都県境のあっちには、タカハシも熊本から上京の都度、短時間もでいいから顔を出してくれ。椎名はオレの不在時を含め、極力マメに出向いてく。これでいきたい」
「了解!」
3人は同意した。
「それでだ…、ハマの拡張路線となと…。具体的にどう切り込んでいくかだが、折本さんからは、目立たず徐々にってことだ。オレとしてもそれが正解だと考える」
この点に関しても、3人に異論はなかった。
ただし厳密には、大打武次郎は一気に突っ走りたいと言うのが本音のようだった。
...
そこを見越していたノボルは、武次郎に顔を向けて切りだした。
「前にも触れたが、まずもって武次郎には早った行動は自重してもらう。いいな、武次郎?」
「ああ…。だがよう、結局は勢力を伸ばすってんだから、何かと慎重になりすぎてたんではしょうもねえよ。サジ加減はある程度定めておきたい。オレとしてはな…」
「そこは、武次郎と一緒で地元に足が着いている椎名に聞こう。武次郎の納得できる提案は用意してるだろうしな(笑)」
ー一同低い笑い声ー
そして、少しの間をおいてから椎名が口を開いた。



