「ネックレスも一緒に探してくれてありがとう。見つけてくれた時は本当に嬉しかったよ 」

「あんなに大切にしてくれたと知った時はマジで嬉しかった。毎日身に付けていてくれたんだもんな。昔のお前ならあり得なかったのに」


「それと、最近誘ってくれたデートを連続で断り続けちゃってごめんね。……理玖に会いたくなかった訳じゃないよ。私の気持ちが中途半端だったから………」

「それで良かったんだと思う。お前が会いたいと思ってくれないと会っても意味がないから。それに、過ぎた話だからもう忘れよう」


「……んっ。……っ…それと、『ずっと傍にいる』って約束、守ってあげれなくてごめんね……。大事に…し続けてあげられなくて、…本当にっ……、本当にごめんなさい」



愛里紗は手で顔を覆いながら、すすり泣く声を詰まらせて泣き崩れた。



頭が上がらない。
震えた肩が止まらない。
溢れんばかりの気持ちが治らない。