中学生の頃のバレンタインは、【初心者でも簡単にお菓子が作れる】と表紙に書かれた本を片手に、自分にでも出来そうなチョコレートマフィンを選んで作った。



小麦粉の計量時に思いっきりクシャミをしたら、顔と髪の毛が粉だらけになった。

その上からココアパウダーを入れようと思って、計量スプーンの上にココアパウダーの缶を振るように揺らしたら、勢いあまって必要な分量以上のココアが投入されてしまったという。


掲載されている写真と比較すると、私が作ったマフィンは必要以上に黒光りしていたけど、何とか膨らんでくれて無事に完成。




多分、味は悪くないはず……。
ゴキブリに匹敵するほど黒光りしていたから、怖くて試食出来なかった。

残ったマフィンは父親にあげた。
出来具合は聞いてない。

だって、お父さんは一人娘の私には甘いから、『美味しいよ』って言うのは目に見えているから。