俺はその場から動けずに、長谷部の背中を見送ることになった。 鈴が、長谷部を家に呼んだ・・・ 親のこともあるから、鈴は俺と滝以外を家にあげることは今までほとんどなかったと思う。 なのに、なんで。 鈴は・・・やっぱりアイツのこと・・・ 「っ、」 気づいたら、自分の家のドアを通り過ぎていて、鈴の家の前に立っていた。 ーーガチャ