君への想い、この音にのせて〜こじらせ幼なじみの恋の行方は〜



「・・・気持ちいいー」


マンションのエントランスを出ると、秋のカラッとした心地良さを感じる。



これから親友の蘭ちゃんとカフェに行くんだっ。



お気に入りの膝上丈の白いシャツワンピに身を包み、秋らしい茶色のバッグとロングブーツ、胸元まである髪は緩く巻いて気分もるんるん。



おしゃれして蘭ちゃんとデートするのはもう楽しみすぎて仕方ない!



蘭ちゃんはどんな格好してくるかなぁ〜
新しいカフェ楽しみだなぁ〜♪



色んなことを考えながら、わくわくで胸を躍らせ向かう。